ロードバイクレースに興味を持ち始めたばかりの方の中には、どのレースに参加すればよいか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
関東エリアでは、初心者でも安心して楽しめるロードバイクレースが多数開催されており、ヒルクライム、エンデューロ、サーキットといったさまざまなカテゴリーの中から自分に合った大会を選ぶことができます。
また、観光感覚で参加できるサイクルイベントもあり、レースに不安がある方でも気軽にチャレンジできます。
本記事では、関東で開催される初心者向けのおすすめロードバイクレースやイベントをタイプ別に紹介し、それぞれの特徴や必要な物、参加方法についても詳しく解説します。
さらに、初めての大会に向けた注意点や、大会情報の集め方まで網羅していますので、これからロードバイクレースに挑戦したい初心者の方にとって、役立つ内容が詰まった一記事となっています。
- 関東で初心者が参加しやすいロードバイクレースの種類と特徴
- ヒルクライムやエンデューロなど各カテゴリーの違いと選び方
- レース参加に必要な装備や事前準備のポイント
- 初心者向け大会の情報収集方法と参加手続きの流れ
関東の初心者向けロードバイクレース紹介
- 初心者向けヒルクライムレースのおすすめ
- 初心者向けエンデューロレースのおすすめ
- 初心者向けサーキットレースのおすすめ
- 初心者向けサイクルイベントのおすすめ
- 初心者に最適な市民レースを紹介
初心者が選びやすいレースカテゴリーとは?
ロードバイクレースにはいくつかの主要なカテゴリーがあり、それぞれに異なる特徴と魅力があります。中でも、初心者に特におすすめなのが「ヒルクライムレース」です。
カテゴリー | 主な内容 | 初心者向け度 | 特長・注意点 |
---|---|---|---|
ヒルクライム | 上り坂をタイムで競うレース | 集団走行不要で落車リスクが低い。マイペースで走れ、完走の達成感も得やすい。初心者の参加率が高い。 | |
エンデューロ | 周回コースを時間内で何周走れるかを競う耐久レース | 自分の体力に合わせて走れるが、長時間走行と集団走行の慣れが必要。中級者向けステップとして適する。 | |
サーキットレース | クローズドされた周回コースでのスピード勝負 | 安全性は高いが、スピードが出やすく集団走行スキルが求められることもある。初級者クラスの有無を確認。 | |
サイクルイベント | 景色や走行体験を楽しむ観光・交流型の走行イベント | 競技性が低く、初心者がリラックスして参加できる。距離や時間も選択しやすく、安全サポートも充実している。 | |
市民レース | 地元で開催されるアットホームな短距離レース | 初心者向けクラスや講習あり。費用が安く、気軽に参加可能。仲間づくりや雰囲気慣れにも適している。 |
ヒルクライム
ヒルクライムは、峠道などの上り坂を登り切るタイムを競うレースです。
集団走行の必要がないため、落車のリスクが低く、安全にマイペースで走ることができます。また、速度が出にくい上り坂が中心なので、転倒の危険性も比較的少なく、初めてレースに挑戦する方に適したカテゴリーです。完走するだけでも達成感があり、初心者の参加率も高いことが特徴です。
エンデューロ
エンデューロは、決められた時間内に周回コースを何周できるかを競う耐久レースです。
体力に合わせて自分のペースで走れる一方、長時間の走行と集団走行に慣れておく必要があります。ある程度ロードバイクに慣れてきた中級者以上のステップアップとして向いています。
サーキットレース
サーキットレースは、モータースポーツ用のサーキットや閉鎖された周回コースで行われるため、安全性が高いことがメリットです。ただし、スタート直後にスピードが上がることが多く、一定の走力や集団走行スキルが求められる場合があります。
サイクルイベントや市民レース
なお、レースに不安がある方は、まずは「サイクルイベント」や「市民レース」に参加して大会の雰囲気に慣れておくのも一つの方法です。これらのイベントは競技性が低く、走ること自体を楽しむスタイルが多いため、初心者が気軽に参加しやすい環境が整っています。
このように、自分のレベルや目的に合ったカテゴリーを選ぶことで、無理なくロードバイクレースの世界に踏み出すことができます。
初心者向けヒルクライムレースのおすすめ
関東エリアには、初心者でも参加しやすいヒルクライムレースがいくつか開催されています。
大会名 | 開催地 | 開催時期 | 距離 | 獲得標高 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
The PEAKS ラウンド18 榛名山2 | 群馬県 榛名山 | 2025年9月14日 | 152km〜189km | 5,102m〜6,112m | 過酷なアップダウンを繰り返す本格派向け。変則的なカテゴリーで段階的に挑戦可能。 |
Mt.富士ヒルクライム | 山梨県 富士山 | 毎年6月開催予定 | 約25km | 約1,270m(スバルライン) | 平均斜度5%、初心者完走率98%超。国内最大規模のヒルクライム大会で、景色も絶景。 |
The PEAKS ラウンド18 榛名山2
特におすすめなのが「The PEAKS ラウンド18 榛名山2」です。

引用:LONGER DEFAN.COM(https://www.longridefan.com/thepeaks/)
この大会は2025年9月14日に群馬県榛名山で開催予定で、標高のあるアップダウンコースが特徴です。
一般エントリーのコースは走行距離152km・獲得標高5,102mという本格的な設定ですが、「変態増し」や「ド変態マシマシ」といったユニークなカテゴリーもあり、チャレンジ精神をくすぐります。
初心者向けとしては、短めの区間を選んで参加するのがよいでしょう。会場となる榛名湖畔は自然が豊かで、景色を楽しみながら走れる点も魅力です。
Mt.富士ヒルクライム

引用:Mt.富士ヒルクライム公式サイト(https://fujihc.jp/about/)
また、全国的にも有名な「Mt.富士ヒルクライム」は山梨県で開催され、初心者に非常に人気があります。
例年6月に開催され、距離25km、平均斜度5%という緩やかなコース設定で、初めてのレースとして最適です。完走率が非常に高く、初参加でも安心して挑戦できます。
ヒルクライムレースは、基本的に個人タイムを競う形式で、集団走行や激しい位置取りが不要です。
落車リスクが低く、自分のペースで完走を目指せるため、初心者の方にとって取り組みやすいカテゴリーと言えます。大会によっては初心者向け講習やサポートが用意されている場合もあるため、事前に大会情報を確認しておくと安心です。

初心者向けエンデューロレースのおすすめ
エンデューロレースは、決められた時間内に周回コースを走り、何周できたかを競う耐久型のレースです。ペース配分がしやすく、途中で休憩も取れるため、初心者にとって参加しやすい形式です。
関東では初心者向けに配慮されたエンデューロ大会が複数開催されています。代表的な大会をご紹介します。
大会名 | 開催地・時期 | 種目内容 | 特長 |
---|---|---|---|
もてぎエンデューロ | 栃木県・ツインリンクもてぎ | 春は5月、秋は10月。2・4・6時間、フルマラソンライド(42.195km)など多彩な種目 | サーキットをマイペースで走行できるソロ、チーム種目あり。ピットやクリニックなどサポート体制も充実 |
袖ヶ浦サマーサイクルロードフェスタ | 千葉県・袖ケ浦フォレストレースウェイ | 120分エンデューロ、30分フレッシュエンデューロ | 初心者向け30分クラスから挑戦可能。試走や安全クリニックが用意され、参加しやすい設計 |
公道エンデューロ(霞ヶ浦・犬吠崎) | 茨城県 | 周回数で競う公道型エンデューロ | 道幅が広く、海沿いや湖畔を走れる景色重視型。イベント感覚で楽しめるレース |
もてぎエンデューロ(栃木県・ツインリンクもてぎ)

引用:もてぎエンデューロ公式サイト(https://motegi7h.jp/aki/)
モータースポーツで有名なサーキットを使用したイベントで、春(5月)と秋(11月)に開催されます。
種目は2時間・4時間・7時間などから選べ、ソロ参加やチーム参加も可能です。完全にクローズドされた安全なコースに加え、休憩スペースやサポート体制が整っており、初心者でも安心して参加できます。
袖ヶ浦サマーサイクルロードフェスタ(千葉県・袖ヶ浦フォレストレースウェイ)

引用:袖ヶ浦サマーサイクルロードフェスタ公式サイト(https://summer-sodegaura.powertag.jp/)
夏季に開催される本イベントは、30分~120分のエンデューロレースが用意されており、特に30分のフレッシュクラスは初心者向けです。試走や安全講習会も実施され、初めてのレースデビューに最適な大会です。
公道エンデューロ(茨城県・霞ヶ浦/犬吠崎)

引用:ツール・ド・ニッポン公式サイト(https://www.tour-de-nippon.jp/series/kasumigaura/overview/)
自然の景色を楽しみながら走れる公道エンデューロも人気です。
海沿いや湖畔を走る周回コースは走りやすく、競技性よりもサイクルイベント的な雰囲気で楽しめます。サポートカーやエイドステーションが設置されているため、初心者でも安心して参加可能です。
このように、関東には初心者向けのエンデューロ大会が充実しており、それぞれ異なる楽しみ方があります。まずは短時間のレースやチームでの参加から始め、慣れてきたらソロ長時間レースへの挑戦を目指すとよいでしょう。
初心者向けサーキットレースのおすすめ
サーキットレースは、モータースポーツ用の閉鎖されたコースを使用して行われるロードバイクレースで、安全性の高さが大きな魅力です。一般道と異なり車両の通行がないため、落車や交通事故のリスクが少なく、初心者にも参加しやすい環境が整っています。
大会名 | 開催地 | 開催時期 | コース特徴 | 初心者向け要素 |
---|---|---|---|---|
セオ サイクルフェスティバル | 千葉県 袖ヶ浦フォレストレースウェイ | 例年11月 | 1周 約2.4kmのサーキット | ビギナークラスあり、集団走行講習・カテゴリー細分化で初心者も安心 |
大磯クリテリウム | 神奈川県 大磯ロングビーチ | 冬季中心(11月〜3月) | 1周 約1kmの特設周回コース | 初心者クラス設定、小規模周回で展開がわかりやすく、観戦環境も整備されている |
セオ サイクルフェスティバル

引用:セオフェス公式サイト(https://seocycle.co.jp/seofesweb/)
関東で代表的なサーキットレースとしては、「セオ サイクルフェスティバル」が挙げられます。
開催場所は千葉県の袖ヶ浦フォレストレースウェイで、例年11月に開催されるこの大会では、1周約2.4kmのコースを数周回して順位を競います。
初心者向けのビギナークラスも用意されており、経験に応じて無理なくステップアップが可能です。
大磯クリテリウム

「大磯クリテリウム」も関東エリアで開催されるサーキット形式の人気大会です。
神奈川県の大磯ロングビーチ特設コースで実施され、1周約1kmというコンパクトな周回コースを走ります。
カテゴリーが細かく分かれており、初心者クラスはスピードや集団走行に不慣れな参加者向けに設計されています。
サーキットレースでは、周回数や走行距離が短めに設定されていることが多く、コース全体の見通しが良いため、ペース配分やレース展開を掴みやすいのが特徴です。
また、観戦エリアも充実しているため、家族や友人の応援を受けながらレースを楽しめる点もメリットです。
ロードバイクレースの雰囲気を味わいたい初心者にとって、安全かつ本格的なレース体験ができるサーキットレースは、非常におすすめの選択肢です。
初心者向けサイクルイベントのおすすめ
ロードバイク初心者がレースに慣れるための第一歩として、競技性の低い「サイクルイベント」への参加がおすすめです。
順位やタイムを競わず、参加者同士で景色や走行を楽しむことを目的としているため、リラックスした雰囲気の中でロードバイクを体験できます。
イベント名 | 開催地 | 開催時期 | 距離・内容 | 特徴・初心者向け要素 |
---|---|---|---|---|
レインボーライド 2025・マルチスポーツ | 東京都 台場周辺 | 2025年12月7日予定 | 2025年は12/7開催 | レインボーブリッジなど都市景観を走れる。観光重視で初心者も気軽に参加可能。 |
TOKYO RIDE 佃トワイライト | 東京都 渋谷〜中央区周辺 | 2025年8月9日 | 約50km未満、夜間走行 | ナイトライドで観光要素が強く、e-bikeや小径車もOK。途中に食事休憩あり。 |
BOSOサイクリング/ツーリング | 千葉県 釣ヶ崎海岸 | 2025年10月26日 | 53kmまたは81km | グループ走行形式。ガイド・補助車両同伴で安心。初心者向けのサポートが充実。 |
レインボーライド 2025・マルチスポーツ

引用:GRAND CYCLE TOKYO公式サイト(https://grand-cycle-tokyo.jp/)
関東で開催される代表的なイベントとして、「レインボーライド 2025・マルチスポーツ」があります。
このイベントは東京都内で開催され、レインボーブリッジや東京ゲートブリッジなどを走行できる、都市型の特別感あふれるコースが魅力です。
大会は2025年12月7日に開催予定で、走行距離や詳細なコースは夏頃に発表される見込みです。レースよりも観光や走行体験を重視した構成で、ロードバイク初心者でも安心して参加できます。
TOKYO RIDE 佃トワイライト
また、「TOKYO RIDE 佃トワイライト」も注目のサイクルイベントです。
こちらは東京の街中を夕方から夜にかけて走るナイトライドで、e-bikeや小径車でも参加可能な点が特徴です。
コースは代々木公園から佃島、月島、勝どきなどをめぐる都市周回型。途中には食事の時間も設けられており、走行と観光の両方を楽しめます。
BOSOサイクリング/ツーリング
さらに、「BOSOサイクリング/ツーリング」は千葉県の海岸沿いを走るイベントで、53kmまたは81kmのコースから選択可能。
グループ走行が基本となり、ガイドによるサポートや補助車両の同伴もあるため、単独走行に不安がある方にもおすすめです。
これらのイベントは、走行距離や装備の準備などを経験するうえで最適なステップです。大会の雰囲気に慣れ、自信をつけてから次のレースに挑戦する流れを作ることができます。
初心者に最適な市民レースを紹介
ロードバイクレースの第一歩として、もっとも気軽に参加しやすいのが「市民レース」です。
これらは地元のクラブや自治体が主催することが多く、レースというよりも地域の交流イベントに近いアットホームな雰囲気で開催されます。
市民レースの最大の特長は、短距離であることと、参加費が比較的安価に設定されている点です。加えて、初心者向けのサポート体制が整っており、事前に講習会や試走が実施されるケースもあります。また、落車や怪我を防ぐためのルール説明も丁寧に行われることが多く、初めてのレースに対する不安を和らげてくれます。
大磯クリテリウム
関東エリアで初心者におすすめの市民レースには「大磯クリテリウム」があります。
この大会はビギナー向けカテゴリーが設けられており、経験に応じて段階的にレベルアップができる構成となっています。加えて、参加者同士の交流も活発で、レース後には情報交換やアドバイスを受ける機会があるのも大きな魅力です。
また、クリテリウムやエンデューロ形式の市民レースは、地域サーキットや公園内で開催されることもあり、家族や友人の応援を受けやすい環境が整っています。
観客が近くにいることでモチベーションが上がり、初めてのレースでも楽しみやすくなるでしょう。
市民レースでの成功体験は、次のステップである本格的なヒルクライムやロードレースへ進むための大きな自信につながります。初参加の方は、まずはこうしたレースから挑戦してみることをおすすめします。
初心者が関東レースに参加する準備ガイド
- レース参加に必要な物リスト
- あると快適さがアップするアイテム
- 初めてのレースで気を付けたい注意点
- レース参加方法とエントリーの流れ
- 最新の大会情報を集める方法
- レース前に知っておきたい準備と練習法
レース参加に必要な物リスト
ロードバイクレースに参加するには、安全性と快適性を確保するために必要な装備を事前に揃えておくことが重要です。以下に、初心者が必ず用意しておきたい基本装備のリストをまとめました。
1. ヘルメット
頭部を保護する最も重要な装備です。通気性が高く、フィット感の良い製品を選びましょう。
国内外の大会で着用が義務付けられています。
主なブランド:OGK、Giro、Specialized
価格帯:5,000円〜20,000円
2. グローブ
手のひらの衝撃を吸収し、転倒時のケガ防止にも役立ちます。季節に応じたモデルを用意するのが理想です。
主なブランド:Pearl Izumi、Rapha
価格帯:3,000円〜10,000円
3. シューズ
スニーカーでも参加可能ですが、ビンディング対応のサイクルシューズを使用すると効率的な走行が可能になります。フィット感の良いモデルを選びましょう。
主なブランド:Shimano、Fizik
価格帯:10,000円〜25,000円
4. サングラス
風やホコリ、虫の飛来から目を守るために必須です。
紫外線対策にもなります。透明レンズと調光レンズの使い分けもおすすめです。
5. ウエア(ジャージ&パンツ)
速乾性・通気性のあるサイクルジャージとパッド入りのパンツを着用しましょう。
長時間走行時の疲労軽減につながります。

6. ウォーターボトルとボトルケージ
水分補給は必須です。
500〜750mlのボトルをフレームに装着できるようにしておきましょう。
7. パンク修理キット&予備チューブ
レース中のトラブル対策として必須です。
携帯ポンプやCO2ボンベも合わせて用意しておくと安心です。
8. サイクルコンピューター
速度や走行距離を確認できるメーター。自分の走行状況を把握しながらペース管理ができます。

これらのアイテムは、レースだけでなく普段のトレーニングにも活用できるため、早めに揃えておくとよいでしょう。特に大会によっては持ち物が指定されている場合もあるため、事前の確認を忘れずに行いましょう。
あると快適さがアップするアイテム
必須ではないものの、レース当日やトレーニング時の快適性・安全性を高めるために役立つアイテムがあります。以下は、初心者が用意しておくと便利な装備です。
1. ウインドブレーカー
朝夕や高地では気温が下がることがあるため、軽量で携帯性の高いウインドブレーカーが1枚あると重宝します。防風・防水性能があるタイプが理想です。
2. 補給食(エナジージェル・バナナなど)
長時間のレースではエネルギー切れを防ぐために補給が必要です。携帯しやすいジェルやフルーツ、ナッツバーなどを準備しておきましょう。
3. サドルバッグまたはトップチューブバッグ
予備チューブや工具、補給食などを収納できる小型のバッグ。走行時の携帯性と利便性が大幅に向上します。
4. タオル・替えのウェア
ゴール後の汗対策として、すぐに体を拭けるタオルや着替えを準備しておくと快適に過ごせます。特に秋冬は体が冷えるため、保温用のアイテムも有効です。
5. 日焼け止め
屋外で長時間走行するロードバイクレースでは紫外線対策が欠かせません。汗に強いタイプを使用するのがおすすめです。
6. スポーツ用バッグ
レース会場への移動や着替え・道具の持ち運びに便利です。耐水性のあるリュックやトートタイプが適しています。
これらのアイテムは、レース当日のトラブルや不快感を減らすだけでなく、精神的な余裕にもつながります。快適な環境を整えることは、走行パフォーマンスの向上にも直結します。
初めてのレースで気を付けたい注意点

初めてロードバイクレースに参加する際は、事前の準備だけでなく、当日・走行中の注意点を把握しておくことが大切です。以下に、初心者が特に気を付けるべきポイントを整理しました。
- 1. 受付と集合時間は余裕をもって
レース当日は受付が混雑することもあるため、公式案内よりも30〜60分早く到着するのが理想です。ゼッケンの受け取りや車検がある場合もあるため、時間に余裕を持って行動しましょう。 - 2. スタート前の車体チェックを忘れずに
タイヤの空気圧、ブレーキ、ギアの動作確認を必ず行いましょう。不調がある場合は、会場に出店しているメカニックサービスに相談するのも手です。 - 3. ウォーミングアップを行う
いきなり全力で走るとケガの原因になります。スタート前に軽く5〜10分の走行で身体を温めておくことで、安全かつスムーズなスタートが可能になります。 - 4. 集団走行時のマナーを守る
周囲のライダーとの距離を保ち、無理な追い越しや急な進路変更は避けましょう。声掛け(「右通ります」「ストップします」など)や手信号を使うことで、事故を未然に防ぐことができます。 - 5. 無理をしすぎない
初参加では完走を第一目標にしましょう。調子が悪い時はペースを落とす、エイドステーションでしっかり休むなど、自分の体調を優先することが重要です。 - 6. ゴール後の体調管理を忘れずに
レース後は水分補給とクールダウンを行い、筋肉の疲労を早めにケアしましょう。必要に応じてストレッチや栄養補給を行うことで、翌日の回復もスムーズになります。
レースは楽しむことが一番ですが、安全に完走するためには基本的な注意を怠らないことが肝心です。特に初心者は「落ち着いて行動すること」が最大の安全対策となります。
レース参加方法とエントリーの流れ

ロードバイクレースに参加するためには、事前のエントリーが必須です。初めての方にとってはエントリー手続きも不安の一つですが、基本的な流れを理解しておけばスムーズに準備が進められます。以下は一般的な参加の手順です。
1. 大会を選ぶ
自分のレベルや目的に合った大会を選ぶことが重要です。距離、標高差、レース形式(ヒルクライム・エンデューロ・サーキットなど)を確認し、無理のないレースからスタートしましょう。大会の公式サイトやサイクルイベント専門サイトで情報を比較するとよいでしょう。
2. エントリー方法を確認する
多くの大会では、スポーツエントリー(sportsentry.ne.jp)やスポーツナビDoなどのポータルサイトを通じてエントリーを受け付けています。エントリー期間と定員に注意し、早めの申し込みを心がけましょう。
3. 参加費の支払いと申込完了
参加費の支払い方法は、クレジットカード、コンビニ払い、銀行振込などが用意されています。支払いが完了するとエントリーが正式に完了し、メールで確認書などが届きます。
4. 大会前の案内メール・郵送物をチェック
大会開催の1〜2週間前になると、主催者から当日の案内や持ち物リスト、会場案内図などの資料が届きます。内容をしっかり確認し、不明点は事前に問い合わせておくと安心です。
5. 当日の流れを把握し、会場へ向かう
スタート時間、受付場所、駐車場の場所などを事前に確認しておくとスムーズです。前日または当日の天候や気温も調べ、装備の調整も忘れずに行いましょう。
これらの流れを把握しておくことで、初めてのレースでも不安なく準備を進めることができます。エントリーのタイミングを逃すと出場できないため、日程と定員には特に注意が必要です。
最新の大会情報を集める方法

ロードバイクレースへの参加を検討する際、最新の大会情報をいち早く把握することは非常に重要です。エントリー開始日や締切日、開催地、レース形式などの情報は常に変動するため、定期的な情報収集が欠かせません。以下に、効率的な情報収集の方法を紹介します。
1. スポーツエントリー(SportsEntry)を活用する
日本最大級のスポーツ大会申込サイト「スポーツエントリー」では、地域や種目(ヒルクライム、エンデューロなど)で検索でき、関東のロードバイクレース情報も豊富に掲載されています。エントリー受付中の大会を一覧で確認できるため、探しやすさが魅力です。
2. サイクルイベント専門サイトやアプリをチェック
「スポエンCYCLE」などの専門サービスでは、イベントカレンダー形式でレースを確認できます。開催月ごとのリスト表示や、難易度別のフィルタ機能があるサイトもあり、初心者向けイベントの発見に便利です。
3. 各大会の公式サイト・SNSをフォローする
大会ごとに公式WebサイトやSNSアカウント(X、Instagram、Facebook)を開設しているケースが多く、スケジュール変更やエントリー開始の情報がリアルタイムで発信されます。お気に入りの大会はSNSでフォローしておくと見逃し防止になります。
4. 地元の自転車ショップやクラブに相談する
地域密着型の情報源として、自転車専門店やサイクリングクラブからの情報も有効です。ショップでは過去の参加者の声やレースの雰囲気なども聞けるため、初心者には特におすすめです。
5. メルマガやカレンダー登録を活用する
一部のエントリーサイトやイベント情報サイトでは、希望条件に合ったイベントの新着通知メールやGoogleカレンダー連携機能も提供しています。受け取り設定をしておけば、重要な情報を逃さずキャッチできます。
情報収集の精度が高まれば、自分の目標やスケジュールに合った大会を見つけやすくなります。レース参加の成功は、事前準備と情報収集から始まります。
レース前に知っておきたい準備と練習法
ロードバイクレースに向けては、装備だけでなく体づくりや技術の準備も重要です。無理なく完走を目指すためには、計画的なトレーニングと事前準備が成功の鍵となります。
1. 練習は段階的に負荷を上げるのが基本
初心者はまず、週2〜3回、10〜20km程度の距離からスタートし、自転車の操作や体の使い方に慣れることを目標にします。最初は距離よりも「正しく乗ること」「安定して走ること」を意識しましょう。
2. 3週間以上前からのトレーニングが理想的
最低でも3週間前からのトレーニングが推奨されます。以下は、初心者向けの基本的な週ごとのトレーニングメニューの例です:
- 1週目:10km×2日/目的:ギアチェンジやハンドル操作に慣れる
- 2週目:15km×3日/目的:ペースの作り方、補給・給水の練習
- 3週目以降:20km以上×4日/目的:長距離に耐える体力と心肺機能の強化

3. 実際のレース形式を想定した走行も行う
可能であれば、エンデューロ形式の周回練習やヒルクライム練習など、出場予定のレースに似た形式で走ると良いでしょう。アップダウンや風の影響を受けるコースでの練習もおすすめです。
4. 装備を使って実走することが大事
レース本番で使うヘルメットやウェア、シューズなどは事前にすべて着用して走ってみましょう。装備に違和感がないかを確認することは、安全かつ快適な走行のために欠かせません。
5. 体調管理と休養も練習の一環
トレーニングばかりでなく、適切な休息と食事・睡眠も重要です。レースの1週間前からは軽めの調整走行に切り替え、疲労を残さないように注意しましょう。
準備段階で走行距離や装備、補給などを体験しておくことで、レース当日のトラブルや不安を最小限に抑えることができます。レースを楽しむためにも、「慣れること」と「備えること」を意識して取り組みましょう。

ロードバイクレース初心者向け関東のレースまとめ
- 初心者にはヒルクライムレースが最も取り組みやすい
- エンデューロは自分の体力でペース配分できる耐久型レース
- サーキットレースは安全性が高く、初級者向けクラスも用意されている
- サイクルイベントは観光や走行体験が目的で初心者が安心して参加できる
- 市民レースは短距離・低コストで気軽に参加しやすい
- ヒルクライムは落車リスクが低く達成感を得やすい
- エンデューロはチーム参加や短時間種目から始めるのがおすすめ
- サーキットレースはクローズドコースで初参加者にも優しい
- サイクルイベントは都市や自然を楽しみながら走れるのが魅力
- 大磯クリテリウムは初心者用クラスがあり、雰囲気もアットホーム
- Mt.富士ヒルクライムは初心者完走率が高く初レースに最適
- レース参加にはヘルメットやサイクルウェアなどの装備が必須
- エントリーはスポーツエントリーなどのポータルサイトで行う
- 事前練習は3週間以上前から少しずつ距離と負荷を上げるのが理想
- 最新の大会情報は公式サイトやSNSのチェックが有効
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サイクル中でなくても、普段の日常生活の中でも身に着けるだけで一つ一つの動作に負荷がかかり、無意識にトレーニング状態とすることができるのです。